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2023.05.07

興味・関心

家を丸ごとバッテリー駆動(AIによる生成編)

家を丸ごとバッテリー駆動というブログ記事を書きました。ある程度の文章を書くのは時間がかかるため、これを省力化できないかと考えChatGPT(無料版)による生成を試みました。

ChatGPTといくつかのテーマについて会話をしてみたところ、予想以上に会話が自然で、話も膨らませてくれると感じました。ひょっとしたらブログ記事も頼んだら上手く作ってくれるのではないかと考え、実験してみました。

手法

ある程度は書きたい内容を与えなければ思った方向の記事は作成できないと考えましたので、アイデア出しの段階の箇条書きのメモとタイトルを与えることにしました。

回路図や写真などを与えればより良い記事に仕上げてくれるのではないかと考えましたが、残念ながらChatGPTには画像入力機能はありませんでした。

入力

以下のメモを与えました。ChatGPTの画面には、下の方にChatGPT May 3 Versionと書かれていました。

ブログ記事を作成してください。以下の内容でお願いします。

タイトル: 家を丸ごとバッテリー駆動
著者名: 工作クラブ

- 自宅で契約している「Looopでんき」の契約が変わり、いままで固定単価だった契約が強制的に市場価格連動型の変動料金になった
- 自宅には太陽光発電システム、ガス発電暖房機(コレモ)があり、発電手段がふたつある
- リチウムイオン蓄電池約10kWhを所有している
- Denryo SD2500を2台組み合わせて単相3線式の電力を蓄電池から生成(最大出力5kW)
- 電気工事士の資格を持っているため、分電盤から単相3線式の配線を引きだし、KIV 8sqで配線
- 日東工業 切替開閉器 DS633P60A で根本の切り替えをすると、元の配線状態に戻る
- 自前で電気が得られる時間帯に蓄電池を充電
- 安定化電源で60V/15A程度を出力し、チャージコントローラで蓄電池を充電
- Raspberry PiのRS-232C出力でチャージコントローラの状態を読み取り
- チャージコントローラとの通信はModBusプロトコル
- まだソフトウェアは「電池の電圧や充電電力を有機ELモニタに表示する」機能のみ、これから拡充
- 夜間の電力単価が高い時間帯は電池からの出力に切り替える
- 電気の自給自足が可能となった
- 大規模停電時に普通の生活ができる
- 課題は直流-交流, 交流-直流の変換が多いため、電力損失が多いこと
- ファンがうるさい

生成結果

家を丸ごとバッテリー駆動

自宅で使用している電気料金が、固定単価から市場価格連動型の変動料金になり、電気代の変動幅が大きくなった方もいるのではないでしょうか。今回は、自宅に太陽光発電システムやガス発電暖房機を導入し、リチウムイオン蓄電池を使って自宅を丸ごとバッテリー駆動にする方法をご紹介します。

まず、自宅には太陽光発電システムやガス発電暖房機を導入しています。そして、リチウムイオン蓄電池約10kWhを所有しています。また、Denryo SD2500を2台組み合わせて単相3線式の電力を蓄電池から生成しています。電気工事士の資格を持っているため、分電盤から単相3線式の配線を引きだし、KIV 8sqで配線し、日東工業 切替開閉器 DS633P60A で根本の切り替えをすると、元の配線状態に戻るようにしています。

自前で電気が得られる時間帯に蓄電池を充電し、安定化電源で60V/15A程度を出力し、チャージコントローラで蓄電池を充電します。Raspberry PiのRS-232C出力でチャージコントローラの状態を読み取り、チャージコントローラとの通信はModBusプロトコルを使用しています。

現在、ソフトウェアは「電池の電圧や充電電力を有機ELモニタに表示する」機能のみですが、これから拡充する予定です。

夜間の電力単価が高い時間帯は、電池からの出力に切り替えることで、電気の自給自足が可能になります。また、大規模停電時にも普通の生活を続けることができます。

ただし、直流-交流、交流-直流の変換が多いため、電力損失が多くなってしまうことや、ファンのうるささが課題として挙げられます。

今後も技術の進歩や改良を続けていき、工作クラブでは、今後もさらなる機能拡張を目指して取り組んでいく予定です。

例えば、AIを用いて電力需要と天気予報を分析し、適切なタイミングで充放電するようなシステムを開発したり、より効率的な直流-交流, 交流-直流の変換方法を模索するなど、今後も様々な課題に取り組んでいく予定です。

電気自給自足は、エネルギーの将来的な変化や自然災害への備えとしても注目されています。自宅での発電や蓄電について興味を持った方は、ぜひ参考にしてみてください。

箇条書きで書いた内容が読みやすい文章に変換されて返ってきました。筋も通っています。これはすごいですね。ただ、本筋の部分は箇条書きの内容が文章に変わっただけで、あまり内容が膨らんでいないのが残念です。これだけだと読み物としては良いのですが、技術ブログの内容としては成立しないため、家を丸ごとバッテリー駆動の記事は自分で書きました。

しかし、後半の部分には驚きました。「今後も技術の進歩や改良を続けていき、…」の段落や「例えば、AIを用いて電力需要と天気予報を分析し..」の段落はメモには一言も書いていないのにまるで私の意を汲んで考えてくれたような文章を生成してくれました。恐るべし。

最後の文章もブログっぽく結びの文章を考えてくれました。

まとめ

今回は目論見通りに文章作成をChatGPTに全部肩代わりさせることはできませんでしたが、生成AIの可能性を感じることができました。

文章だけではなく回路図や写真を与えられるようになったら、どこまで文章を創作してくれるようになるのか、興味も出てきました。

今回のブログに出てくるキーワードは一般的なものではなく、特に「ガス発電暖房機(コレモ)」や「Denryo SD2500」の知識がChatGPTには不足しているようでした。試しにこれらのキーワードをChatGPTに聞いてみると

アイシン精機のコレモについて教えてください。
↓
アイシン精機が開発・販売する「コレモ」は、車いすなどの移動支援機器に使用される電動アシスト装置です。コレモは、自転車のペダルと同じように、ハンドルを回すことで駆動し、車いすの操作を支援します。

コレモは、バッテリー駆動のモーターを搭載しており、操作者がハンドルを回すことで、モーターが車軸に直接駆動力を伝えます。この機構により、車いすの操作が楽になり、移動距離が延びるといったメリットがあります。

コレモは、市販の車いすにも装着可能で、装着作業も簡単に行えます。また、モーターの出力や速度、バッテリー残量などを表示するディスプレイが付属しており、安心して使用することができます。

アイシン精機は、高い品質と安全性を追求した製品作りを行っており、コレモもその一例です。コレモは、車いすユーザーの生活をサポートする優れた製品として評価されています。
Denryo SD2500について教えてください。
↓
Denryo SD2500は、歯科用の診断用X線装置です。この装置は、高周波ジェネレータを使用してX線を生成し、歯や口腔内の撮影に使用されます。デンタルクリニックや歯科医院などで使用され、歯の状態や病気の診断に役立ちます。

SD2500は、高周波ジェネレータを使用して、低い電力で効率的にX線を生成するため、被ばく量を最小限に抑えることができます。また、デジタルシステムに対応しており、高品質の画像を取得することができます。

この装置は、操作が簡単で、多くの機能を備えています。また、コンパクトで軽量なので、設置場所を選びません。さらに、診断用X線撮影に必要なすべての機能を備えているため、狭いスペースでも効率的に診断を行うことができます。

なお、Denryo SD2500は、日本の電気機器メーカーである株式会社電量の製品です。

などと、間違った内容を返してきました(株式会社電量という存在しない会社も創作しています)。ひょっとしたら、書かせようとしているブログの内容がマニアックすぎて、あまり記事の内容を膨らませることができなかったのかもしれません。

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