チームビルディングとは、チームの目的や目標の達成に向かって、各メンバーが主体的に能力や多様性を発揮しながら、一丸となった状態を目指す取り組みのことです。そして、チームメンバーが主体性を持ち、個々のスキルを尊重し合い、スキルや能力を最大限に発揮できるような組織づくりをすることがポイントになります。
チームビルティングの説明、実践方法などは、色々なサイトでご紹介されていますので、ここでは割愛します。
取り組みを始めた理由
チームビルティングへの取り組みを始めた理由は、開発チームの課題に対する解決とかではなく、単に「良いチーム環境にしたい」、「チームとして大きな成果を上げたい」という思いからです。
良いチーム環境とは、メンバー一人ひとりが意義を見出し、自ら行動し、チームで決定する、そんな環境です。。。曖昧な表現ですね(笑)
例えば、プロダクトの仕様検討においても、メンバー間の積極的な提案、活発化されたコミュニケーションから、より良いもの(利用者への価値提供)ができると考えるからです。
具体的に行ったこと
具体的には、次の3つのことを行ってみました。
- ミッションビジョンバリューの明確化
- 役割の適したチーム編成
- 権限移譲
実践の感想
ミッションビジョンバリューの明確化
1回のミーティングでは決めることができず、結局3回のミーティングを経て、ようやく決定しました。
決定したビジョン・バリューを簡単に紹介します。
ビジョン
ものづくりの新しい出会いを共創する
バリュー
- With Enjoying (楽しみながら仕事する)
- Come Together (メンバーの力を集結しサービスを創る)
- From Dev and Product-out (開発主導による迅速かつ効率的に進める)
- Be Challengers (失敗をチームでカバーしながら、新しいことに挑戦する)
メンバー間の共通認識が強化され、チーム一丸となって目標へ推進できるような一体感が出てきました。また、ミッション達成のために、ビジョンと照らし合わせ、自ら考え行動する様が垣間見えてきたことです。
役割の適したチーム編成
チームをアプリケーションチームとSRE・インフラチームの2つに分けました。
チームを分けたことにより、よりチームとしての役割が明確化され、ミッション、目標達成への行動指針が具体化されました。そして、何をするべきかを考え、仕事に対する意義を見出すことができているような気がしました。
権限移譲
主体的に行動するためには権限が必要になりますので、権限移譲を進めていきました。まだ、全ての権限まではいきませんが、裁量が増えることにより、モチベーションの向上にも繋がっているような気がしました。
さいごに
チームビルティングは手段の一つで、メンバーが意欲的に、そして成長、活躍ができる場になって、チームとして大きな成果を上げることが目的になりますので、実践しながら試行錯誤し、より良いチーム開発を邁進していきたいと思います。