こんにちは!マーケライズでエンジニアをしている平田です。
今回は、最近チームに導入したスクラム開発について紹介いたします!
SRE/インフラユニットは2023年4月にできたばかりのチームなのですが、より効率的に開発できる方法を模索し、2023年6月からスクラム開発を試験的に導入しました。
スクラム開発を始めて1ヵ月ほど経過したため、現在取り組んでいるスクラム開発の流れやチームにどのような変化があったか等をご紹介したいと思います。
スクラム開発の流れについて
今回、マーケライズのSRE/インフラユニットに導入したスクラム開発は、下記の流れで2週間のスプリントを回していきます。
- スプリントプランニング
- スクラムミーティング
- スプリントレビュー
- スプリントレトロスペクティブ
スプリントプランニング
スプリントプランニングではスプリント内で実施するタスクを確認します。
事前に2週間分のタスクを洗い出しておき、スプリントプランニング内で実際にスプリント内で実施する作業を整理します。
タスクと進捗状況の確認には「Jira」の無料版を利用しています。
スクラムミーティング
SRE/インフラユニットで取り入れているスクラム開発では、デイリースクラムは実施しておりません。
代わりに、週2回のスクラムミーティングを実施しております。
ミーティングを週2回にした理由はSRE/インフラユニットのメンバーは現在2名であり、ある程度作業がまとまった段階でミーティングをしたほうが効率的と考えたためです。
今後、メンバーが増えたりスクラム開発を実践していく中で、ミーティングの回数や内容については改善されていく可能性があります。
スクラムミーティングでは主に下記の3点について共有します。
- 前回のスクラムミーティングから進捗確認
- スプリント期間終了までに目標を達成できそうか?
- 困っていること
スクラムミーティングの中では「困っていること」の共有をメインにミーティングを進めます。
「困っていること」をいち早く共有することで、チームメンバーが解決策がわからないままずっと手が止まった状態を防ぐようにしています。
スプリントレビュー
スプリントレビューではスプリント期間での成果を確認します。
スプリントプランニングで計画したタスクをどの程度達成できたかや、スプリントで実施した成果物を確認します。
成果物を確認し、改善点などがあればチーム内で意見を出し合いながらより良いプロダクトに仕上げていきます!
スプリントレトロスペクティブ
スプリントレトロスペクティブではスプリント最終日に振り返りを行います。
スプリント内でタスクを実施する中で、うまくいったことや改善すべきことを出し合い、次回のスプリントに活かしていきます。
スクラム開発を導入してのチームの変化
スクラム開発を導入してから1ヵ月ほど経過しましたが、スクラム開発導入前と比べて、いい変化が現れました。
チームメンバーのタスク状況をより把握できるようになった
スクラム開発を導入する前はredmineで割り当てられたチケットを各々消化し、わからないところがあれば都度質問するという流れで仕事を進めていました。
以前もチームメンバーのタスク状況はある程度把握できていたのですが、困っていることやチケットの詳細な進捗状況などは把握しづらい状況でした。
しかし、スクラム開発を導入し、スプリントプランニングで詳細なタスクを洗い出し、「Jira」でタスク状況を見える化できたため、よりメンバーの状況を把握できるようになりました。
また、スクラムミーティングでは「困っていること」を共有できるようになったため、メンバーが悩んでいることを早い段階で知ることができ、スムーズにタスクを消化できるようになりました。
チームメンバーとより良いコミュニケーションをとれるようになった
マーケライズでは私を含めフルリモートワークで仕事をしているメンバーもいるため、なかなか密なコミュニケーションをとれないこともありました。
スクラム開発を導入して、短時間ですがチームメンバーとコミュニケーションをとる機会が増えました。スプリントの進捗状況やちょっとした雑談などもできるため、以前よりもチームメンバーとのコミュニケーションをとれるようになりました。
リモートワークをしていると対面のときのような雑談をする機会があまりないので、ちょっとした雑談があると心理的安全性も上がるように思えました!
さいごに
スクラム開発を取り入れたことで、チームメンバーとのより良いコミュニケーションや生産性の向上などの効果がでてきていると思います。
まだまだ試験的導入で改善すべきことも多々ありますが、チーム開発の生産性を上げられるようにスクラム開発を進めていければと思います!